2009年12月24日(本部長通信767)
師範の思うこと(3)
「社会に貢献する前に、自分自身を治めよ」というのが、私の基本精神なのです。ある程度年齢を積み重ねて、自己管理ができ始めてきたという自信ができたのも事実です。今までの社会に対する貢献度よりも、自分自身が本物かどうかを自問するのです。極真空手ですから、真を極めるのです。
その意味では、酒やたばこで、自分を紛らそうとはしないのです。宴会の場でもウーロン茶を何倍も飲み、ひたすら、多くの集まった人たちの、人間性と人格の個性に酔うのです。またその雰囲気の香りを味わって過ごすのです。物にはこだわらず、気持ちを高揚させながら、人との心の交わりをするのです。
この宮城野区の青少年育成に心を砕き、まだ、全国レベルに至っていない青少年のスポーツを活性化させ、さらには、子供たちの心を大切にした知的教育を促すのも使命であると思うのです。将来の指導者を目指してもらいたいのです。
しかしながら、幸いにも家庭を築き上げ、仲睦ましい家庭生活を送っている家庭もあれば、現実には、多くの母子家庭、あるいは父子家庭があるのです。特に、リーマンショック以降、派遣切りにあう社員や、突然解雇を言い渡されて、路頭に迷う家庭もままあるのです。
さらに、ストレスや夫婦の不和など様々な要因で、自殺者も年々増えているのです。毎年3万5千人を超える犠牲者も表れる現状を省みると、残された家族は大変な思いをするのであり、子供たちは言い知れぬ傷を残して人生を歩むのです。
また、離婚もできることなら誰もが避けたいのです。しかし、社会環境の悪化や経済困窮といった側面も含め、母子家庭あるいは父子家庭になってしまうのです。私は、そのような窮地に陥った家庭の子供たちを守りたいのです。家庭に経済的救助の手は差し伸べられても、家族を愛情でサポートする人たちが表れなければならないと考えたのです。その意味では、昔の良寛さんのように、愛の補充をし、何でも子育てと、子供たちに関心も持って立ちあがる議員が一人でもいて欲しのです。政治を志す人の中に、子供たちを守り、崩壊寸前の家庭を守ろうとする人がいてもいいではないでしょうか。