2009年12月22日(本部長通信765)
師範の思うこと(1)
極真空手を通じて感じることは、本当の人間を目指すことであり、真を極める事だと何度も道場生には話しているのです。その事が、極真空手を実践している理由であるのです。 そうであるならば、空手道を全うしていく人生とはどのような人生でしょうか。
公益性を持つ秩序や、平和、幸福を目指す人生であるべきでしょう。それは、社会のリーダーとして、人の為に、全体の為に先に考えて、ために尽くす生き方を言うのではないでしょうか。
リーダーとして誇りを持って、社会の為にどの位貢献したかということも記憶せず、絶えず奉仕する事なのです。まさに、家族を守っていくと同じ心境でなくてはならないのでしょう。子供を育てて、見返りを望もうとする親は、恥ずかしいのです。
何ら見返りを期待せず、条件も付けずに与える、父母の愛ということではないでしょうか。私たちが目指す極真の道とはそのような事なのです。何も特別なことではないのです。普通の事をただ黙々と実践していくことなのです。人間として恥ずかしくない親が子供を育てる愛情を実践するのみなのです。
この歳になって、普通の事が大事であると感じるのです。愛情なくて、市政も行政もあったものではないのです。それが、リーダーとしての気質であり、意思と力の象徴であると感じるのです。一緒にいつもいたいリーダーでなければ、その人の人格は極真で磨いた人格とは言えないのです。
そのような、リーダーこそが、社会を引っ張っていくことが出来るリーダーということです。兄弟に壁を作ってしまって、社会をリード出来ましょうか。愛情の真価とリーダーシップが問われます。