2009年12月17日(本部長通信760)
ロシア外遊記(1)

 今回初めてロシアの地に足を踏み込むことになりました。鉄のカーテンといわれたロシアですから、その思いは格別です。寒さも大変なものがあると感じています。ロシアの航空会社エアロフロートに乗って、今6時間半が過ぎたところです。十分に暇な時間を過ごしているので、早速ロシア外遊記に対しての気持ちを書き連ねて行きたいと思います。
 ロシアのメンバーとは、ポーランドで二回、ベルギーで一回出会っています。もちろんボリス師範とは、来仙して頂いたこともあって、親しい関係になっているのです。極真会館で海外をこれだけ回るとは夢にも思わなかったのですが、これからも、手塚会長と会長補佐の私とで珍道中を繰り返すのだと予想しているのです。
 今年は、この外遊で終了です。何度も行く機会がありましたが、私の事情でキャンセルということが多かったのでした。今年は最初にニューヨークでの研修です。アメリカ各地から指導者が集まって親睦を交わしました。さらに、ベルギーでのサマーキャンプでヨーロッパ各地の指導者と出会い、ますます交流の版図が広がってきています。
 そして今回はロシアのボリス先生のところのウインターキャンプと大会ということで、さらなる交流を深める旅になるのです。手塚会長の夢は益々年齢と反比例して広がりを見せています。私も世界を相手にしているということで、国際人としての自信を深めているところなのです。
 「夢と挑戦」は、今始まったばかりです。56歳にして世界を相手にどのように進化を遂げていけるか、自分にとって楽しみが増えて行くのです。このような環境に推移していくとは当然夢にも思わないのです。手塚会長の歩みは、天を突いて大きく羽ばたくのですが、それに同調して世界を相手に戦うことの意味は大きく、遣り甲斐があるのです。
 それも、ビジネスではないのです。極真家族とのつながり、それは、理想の展開であると断言するのです。家族として、世界中に極真会館の伝統を共有して、さらなる家族の絆を深めて行こうとする発想は、まさに、観点において冒険であり、刺激的な事なのです。誰もが試みたことのない観点からの外遊なのです。
 政治問題、経済問題、宗教問題、学術研究、様々な国家間の指導者クラスの外遊はありました。しかし、何ら利益を得ようとしない、極真家族としての絆の外遊は今まで無かったしこれからもそうあるものではないと思うのです。それを、何の躊躇いもなく、出発する会長と私に無事にミッションを終了させて欲しいと祈るばかりです。