2009年12月9日(本部長通信752)
私の歩み(39)理想の家族への道

青少年達に取っての問題は、日本の伝統的な価値観が崩れ、混乱している現状です。道徳や倫理といったものが退廃しているだけでなく、行くべき方向性も失っているというのも現実なのです。青少年に夢や理想を与えることができない社会になっています。社会が青少年に対して深刻な病癖を抱えていると言って過言ではないのです。
日本の家族制度は、子供たちに方向性を与えてきました。地震・雷・火事・親父といって、親父の権威は、子供たちに倫理と道徳そして将来に対してのビジョンをも与えるものでした。どこかでこの社会は間違ったのです。物質文明中心主義は、限界に来ているのです。それゆえ親父の権威もいつしか失いかけているのです。世代間のギャップは、余りにも凄まじく家庭を直撃しているのです。
しかしながら、アナログからデジタル時代への移行がコミュニケーションの妨げにはならないのです。ちょっとした変換方法が違ってスピーディになっただけで、基本的に顔と顔を突き合わせて物事を解決していく方法は、科学発展がその妨げにはならないのです。恐れてはいけないと思うのです。
私は主張します。日本の伝統に見る家族制度が混迷する社会を救出してくれるのです。父は父らしく、母は母らしく、父母として夫婦として、家族の柱になってこそ、子供たちがそして後孫が正しく伝統を受け継いで行くことができるのです。これから積極的に実践することは、家族を基盤として未来を切り開いていくことなのです。