2009年11月19日(本部長通信732)
私の歩み(19) 指導者を模索する
東京で全日本に出場していた頃、一人のメンバーを極真空手の選手へと導いた経験を持ったのでした。他流派の空手を実践していて、それなりに強かったのですが、極真空手には及ばなかったようで、私に、弟子入りして訓練が始まったのでした。
その後、彼は、中村道場入門して内弟子になって、全日本でも体重別の軽量級で優勝するようになったのでした。さらに、うれしい事に大阪の支部長になって、一国一城の主として今も歩んでいるのです。自分では最後まで面倒をみることができなかったのでしたが、彼の人生が私をきっかけで極真空手の道を極めて行こうということになったことに関しては何とも言えない気持ちが湧き上がるのです。
私にとって、全日本に出場したということが、人生に対して物凄い自信を与えてくれたことになります。さらに、その後の人生に大きく影響を与えて行ったことは間違いないのです。それは、指導者としての道です。内容も無い私なのですが、極真空手という切り口で全日本レベルまで這い上がることができたことと、その勝利圏を、多くの人に分かち合うことが出来るという事実を知った事なのです。