2009年11月3日(本部長通信716)
私の歩み(3)自然と食欲
私の性格は、すぐに結果を見なければ気が済まないのです。性急な性格で猛進型なのです。妻から見ると性格は荒っぽいところがあるらしく、情も極端に深いそうです。我が家は三人兄弟で、女は母だけだったので、ちょっと殺伐とした雰囲気はありました。
今も変わらないのですが、私は幼い頃からどんな食べ物でも良く食べました。学校の給食は人の二倍は食べてしまうし、柔道のクラブ活動が終わって、給食で残ったパンをおばさんに分けてもらいコロッケを近くの店で買ってパンに挟んで、口に入れるのです。
さらに、おいしいパンを食べたい時は、アルバイトです。当時釣具屋さんが、お客にミミズを販売するのに、子供たちに取って来させて、人升幾らかで買ってくれていました。私も、畑の堆肥のあるところで、ミミズを取ってお金に代えて、パンを買うのです。
食べることと、自然を愛することが自分の一番得意な分野なのです。私は幼い時から、自然の中にいたものですから、調和する自然のようになりたいと思う心が大きかったような気がするのです。
私が、困難にぶつかったりすると、蔵王連峰を見上げたり、泉ヶ岳に登ったりしました。自然が感性を育み、神秘な世界を探求したものでした。自然は不思議にどんな人も受け入れてくれます。富める者、貧しいもの、まったく関係ないのです。自然の中にあらゆる正しい人格を身につけるコツがあるのだと悟ったのでした。