2009年10月30日(本部長通信712)
私のお嫁さん(12)

 私は、よくプールで歩きます。歩くコースがあって何周もするのです。そこで、心を常に明るくしようとするのです。さらに、清めようともするのです。現実の世の中と離れ、私だけが私と向き合っているのです。この二つが対面する時間がプールの時間です。
 とても孤独な時間ではありますが、心と親しくなる瞬間こそ、私自身の心が愛情で充満する時であり、瞑想の時間なのです。周囲の騒々しさを避けて、心を静めていける時間なのです。
 今週の水曜日、松森のスポーツクラブで、高橋印刷の及川社長と友人の熊谷さんというかたと早速プールでのトレーニングを開始しました。いつも及川社長に話している内容の繰り返しでしたが、大変喜んでくれました。そして、道場に入門をするという約束まで下さったのです。
 その時にも話したのですが、家族が本当に尊いという内容でした。私が彼女と暮らした日々の回想を、そこでしていたのかもしれないのです。私の人生五六年なのですが、寝る時間、食べる時間、雑多な時間を除けば、どれだけ自分自身の為に生きている時間を持てているのかと考えさせられます。
 彼女の為に、生きた時間を三十二年とすると、まる四年でも尽くしているかということなのです。自分自身の為に四年間とすると、彼女の為に一年でも尽くしているかというのです。今、思い出を書いています。彼女の事を書いています。書いてみると、一年分に相当するかなのです。まだまだ、彼女の為に時間を最大限持っていきたいと感じさせられるのです。