2009年10月24日(本部長通信706)
私のお嫁さん(6)

 私は良く思うのです。家族とは最高の信頼組織であるのです。ある意味で、人間らしく暮らすための、教育機関であり、人格教育の訓練道場であるのです。私と彼女は家族を守っていくための責任を学ぶのであり、幸福を築く為のベースキャンプであることは間違いないのです。
 人生を歩いていれば、ありとあらゆる事を全て経験するのですが、子供たちの前では、夫として、父親として怒鳴ることはないのです。幾ら腹の立つことがあっても、夫婦で子供たちの前では穏やかにしているのです。しかし、彼女の機関銃のような怒りは止められないので、私はただ嵐の過ぎるのを待つばかりなのです。当然、悪いのは私ということになります。
 子供たちに、お母さんは好きかと尋ねると、照れくさそうに大好きな素振りをします。さらに、父親はというと、あたりまえじゃないのと、好きも嫌いも言わずに夫婦の前を去っていくのです。私の経験から教育の大部分を担っていくのは家庭であると確信しているのです。
 それゆえ、夫婦が健全な家庭を築くことがなければ、それは不幸であると断言することができるのです。彼女の姿を見ると、夫が何かして欲しいと思っている心を察して、いつの間にか、与えてくれるのです。私は、彼女が私を抱いてお乳を与えるような感じを受けるのです。彼女の前ではまさに、子供のようなものだとつくづく思うのです。