2009年10月22日(本部長通信704)
私のお嫁さん(4)

 結婚して今まで、夫婦としてお互いに信頼し合って愛情を育てて、積み上げてきました。その結実が子供でした。子供の教育は大変難しい内容でした。何故ならば、子供たちは私たち夫婦の思い通りには生きてくれないのです。家庭生活において最も大変なのは子供の教育なのです。
 その教育に役立てたのが極真空手道ということになります。空手道の道が、挨拶などの礼儀をしっかり身に付けることになったのでした。現代の物質文明は子供たちの純粋な心を破壊します。美しく育つべき子供たちが、犯罪と淪落の泥沼にはまってしまうのです。
 私たち夫婦は、社会の乱れは大人たちにあると思っているのです。見て見ぬふりをして問題を覆い隠そうとする親にはなるまいと決意しているのです。その為に、夫婦として純粋であらねばならないと思っているのです。その意味では、師範は今まで浮気をしたこともなく、不倫をしたこともなく、ただ純粋であり続けているのです。当然彼女もということになります。
 大人たちの不倫と性道徳の乱れは、家庭を破壊し、子供たちを非行の道へと追いやってしまうのです。私は、保護司として、いろいろな家庭を見続けてきました。余りにも家庭崩壊に陥っているので対処の方法がないのです。そこで感じることは、自分たちが襟を正さずして子供たちを育てることができるのだろうかということなのです。
 彼女は、家庭を守ってきました。砦のようなものです。彼女の献身的な犠牲精神があったので、健全な家庭として今存在しているのです。時代が変わろうとも、夫婦として正しい家庭を築き上げていこうとする思いは変わらないのです。