2009年10月15日(本部長通信697)
人間関係(47)師範の指導(42)
いつも確信していることは、道場生に対して、行った評価が、その道場生を変えてしまうということなのです。道場生を指導する場合、自らの中に素晴らしい宝物を持っていることに気づくように指導するのです。
師範は、道場の中心ですから、ある意味で、道場生は、丸呑みして、真剣に指導を受けるのです。その為に、道場生に不思議な変化が起こるのです。道場生は、自分の中に、奇跡を起こせると固く信じ、その結果、大会でも自信を持って勝つようになるのです。今まで、押さえつけていた自分を開花させていくのです。
しかし、人を駄目にするには、その人を無能呼ばわりすればいいのです。このことは、特に夫婦間で起きる現象のような気がするのです。毎日、夫婦で悪評を互いに言い合っているとするならば、とんでもないことになるのは当たり前の事実なのです。
誰でも、良い評価を求めているのです。さらに、その評価どおりになろうとするのです。師範の期待を裏切るまいと努力する道場生の成長はいかばかりかであります。事実、師範に答えて伸びていった子供たちは数え切れないほどいるのです。