2009年10月9日(本部長通信691)
人間関係(41)師範の指導(36)

 宮城県本部の闘いと歩みは、9年に及んでいるのですが、最初の計画からすると思うようにいかないことが多いのです。今年は特に戦略を立て続けていても、作戦に齟齬をきたし、敗北することが多いのです。新しいメンバーの数は横ばいであり、全国制覇の子供たちの数も選手会では数人なのです。
 スタッフからも、今の宮城県本部の内容であるとまさしく、半年後には破滅の淵に臨むであろうと公言されるぐらいになってしまうのです。まさに、神の助けも頼むに足らず、一条の光さえ見出せないと思う状況をみるのです。
 本来ならば、危機にひんする現状に対して、怒りをあらわにするのが責任者であるのでしょうが師範の場合、私には必ずしも満足しない状況が若干あるという表現から始まりました。
 スタッフのメンバーが勇猛果敢な指導員であることを信じているし、公私を混同しない人たちであると確信していると話しています。さらに、これから師範と共に歩む方針は絶対自信を持っておられる内容であり、絶対必要なもので、大いに尊敬できるものであると話すのです。 
 さらに、スタッフ同士の言動に影響され、道場内で先輩を非難する風潮がおこり、やがては、それが各々に降りかかってしまったら大変であると感じておりました。そういう意味では、責任を持とうとするスタッフを全面的に援助して、そういう事態の発生を防ぐのが師範であると、家族という絆から話しました。
 とにかく、スタッフとの信頼関係は、歯科医が局部麻酔をするのに似ているのかもしれないのです。ガリガリとやられるが、麻酔はその痛みを消してくれるのです。スタッフとの信頼関係は、これらの内容になるのではないかと思うのです。