2009年10月8日(本部長通信690)
人間関係(40)師範の指導(35)

師範は、お金を貸して踏み倒されることがあっても、返してもらうことには無頓着なのです。しかし、師範がお金の入用があって借金したときには、返済の約束は、どんなことがあっても守るのです。これが師範の自然の法則に合致した生き方です。
空手道において小手先の企みで、極真空手の王道を曲げることができないと思うのです。空手道は小手先の企みで何かしようとも、数年もたてばメッキがはがれるようにぼろが出るのです。
さらに、師範は自然の理に合致するように努力するのです。特に注意していることは憎しみや、憎悪を持っていないかであります。その感情は自然の摂理を邪魔するものだと心得ているのです。
自然界の中で、ライオンが獲物を獲得するは、憎悪からではなく、ただ単に腹が減っているからに他ならないのです。自然界の弱肉強食の論理は、悪感情を抱いての結果ではないのです。
結論として、人間だけが、憎悪や憎しみゆえに、紛争を巻き起こしているのです。そのような自然の理に合わない生き方を除去するのが師範の空手道であることは間違いないのです。人間が自然に合致する時、理想の空手道は完遂するのかもしれないのです。