2009年10月6日(本部長通信688)
人間関係(38)師範の指導(33)
師範は、小野寺支部長の歩みを尊敬しているのです。5年も過ぎてしまったのですが、青年時代に空手を相当やっていたという事で、極真会館宮城県本部の門を叩いてきたのでした。高校時代は空手部のキャプテンを務め、あらゆる大会に出場して優秀な成績を上げたと聞きました。
それでも、極真会館入門は白帯から出発して黒帯まで駆け上がる早さなのでした。さらに早稲田大学の教育学部を卒業しただけの事はあって、道場生の指導は素晴らしいものがあるのです。選手としての戦歴があった人物が、指導員として成功を治めると思うようですが、小野寺支部長を観察すると、道場生を指導する総合的な指導力が支部長としての権威を感じさせるのです。
さらに、本人は、負けじ魂をいつも刺激していることに気がつかされます。それは、小野寺支部長の生涯を変えているばかりでなく、道場生に重大な影響を与えているのです。あらゆる障害を乗り越えさせるのは、恐怖心を乗り越えていくことが重要になるのですが、極真空手という組手の闘いを乗り越えて、自分に厳しく歩んでいるのかもしれないのです。
このような戦い方をしている支部長の歩みは、理想としている次元に到達しようとしているのです。今後、どのように指導者として花開いていくかを見守っていくことが師範の望みであり、義務でもあるのです。師範以外に切り開いた道がない立場で、4年余りの運営期間で、ある目標を達成してしまうという事は、よほどの人物でないと勤まらないことなのです。