2009年9月14日(本部長通信666)
人間関係(16) 師範の指導(11)

 師範は、感情的な部分が強いので常に腹を立ててしまう傾向にあります。その時自分は何に腹を立てているのか自問自答するのです。その腹を立てる内容で自分の器の大きさが決まってくるのだと思うのです。まず、相手が何を言っているのかをしっかり聞き取ることが第一だと思うのです。道場生が一体何を言っているのかを理解するまで辛抱です。
そこで、道場生の方が正しいのではないか、少なくとも正しい部分もあるのではないか、私の反論は問題の解決に役立つことになるのか。それとも理解してもらうことになるのか?私の反論は道場生の善意の評価を得られることになるのか、最終的に私はその代償を払って失ってしまうのか?私が反論しなかったらどうなるのか?など考えるのです。
 師範は、時々間違いを起こしてしまうのです。あらゆる会話の中で、間違いを指摘された場合にすぐさま自己弁護したり、論争したりするのです。そうすることによって相手との障壁は高まるばかりか、誤解の障壁をかさ上げして、どうしようもない状態になるのです。まさに、愚の骨頂という事になります。
 師範の考えが今までの人生で正しく判断されたことはどのぐらいあるのかと反省すると、半分にも満たないとすぐに認めてしまうのです。道場生がいて皆がいてそれが正しい判断の確立の高さへと高まっていくのだと思えるのです。