2009年9月13日(本部長通信665)
人間関係(15) 師範の指導(10)

 道場の会議は、意見の不一致が多いのです。師範はそれを歓迎しているのです。はっきり何人かのスタッフがいて、いつも意見が一致するなら、全員いらなくていいのです。必要ないのです。思い及ばなかった事を指摘してくれる人がいるので道場の会議は盛り上がるのです。
 心の中で、最初にもたげてくるのが自己防衛本能なのです。これに流されてしまってはどうする事も出来ないのです。師範が不快な状態に直面した時、あらわれてくるのが、自分を守ろうとする本能なのです。自分で気をつけなければならないのが自己防衛本能なのです。
 心を、冷静に構え、最初の反応を警戒するのです。自分は最悪の人から脱出して、善良な人になれるのかが課題なのです。そして、自己弁護したり、争論したりすれば、相手との壁は高まるばかりか、誤解が愚の骨頂として最悪に変質していくのです。
 師範は、自分に素直であれと言い聞かせます。そして、自分が間違っていると思う点を探し、素直にそれを認めて謝るのです。その結果、相手の武装がとけ、防衛の姿勢が緩むのです。師範はまず相手の主張をよく考えてみるという約束を自分にしているのです。