2009年9月8日(本部長通信660)
人間関係(10)師範の指導(5)

 道場生にお願いします。師範や志部長・指導員のメンバーに耳を傾けてほしいのです。どんな練習よりも効果的が絶大なのです。もっと強く表現するならば、耳を傾けるだけではなく、しきりに身体に表現してください。
 真っ直ぐに背筋を伸ばし、しっかり正座をして、両手で拳を握り、肩の力を抜いて胸を張って一生懸命聞くのです。指導者の話を心で受け止め、その一言一句を吟味しながら、耳を傾けるのです。
 そうすると、聞く立場の道場生は、すべて聞いた満足感を最後には味わうのです。しかし、今の教育は些細な事にも疑問を持ち、文句を言えというのです。いきり立ってコブラのように毒ついて質問する教えをモットーとするのです。結局は健全な精神態度は得られないのです。
師範の指導は、じっと終わりまで耳を傾け続けなさいという事です。そうするとまぎれもない平安感が生まれてくるのです。もし嘘だと思うなら次の事をやってみてください。
一 師範の話を決して長く聞かない。
二 終始自分の事だけ気にする。
三 師範が話している間に、何か意見があれば、すぐに師範の話をさえぎる。
四 師範は頭の回転が鈍い、そんなくだらない話をいつまでも聞いている必要はない。話の中で遠慮なく口をはさむ
結果は当然現れるではありませんか。