2009年9月3日(本部長通信655)
人間関係(5)師範の観点
極真空手はこれから益々発展するのではないかと思うのです。何故なら、自分の信じた道を進むからなのです。私達は、あらゆる問題点精査し、道場生の立場を隅々まで理解し道場の立場と同時に道場生の立場からこれからの方向性を検討していくからなのです。
宮城県本部であらゆる動きをしていますから、さまざまな願いが起こるのです。師範は、道場自体の要求を一言も口にしないのです。終始、道場生の願いについて語り、どうすればその願いを果たすことができるようになるかを検討するのです。
道場生がこれからどのように成長していきたいのかを、師範が要求する前に、まず、師範自身に尋ねてみるのです。そうするといつの間にか、道場生が、自分達がそうしたくなる気持ちが手に取るように解ってくるのです。
極真会館宮城県本部と他の道場の違いは、道場生の心の中に欲求をもたらす道場であると確信するのです。だから、道場生を指導する時、まず道場生の心の中に空手道を通じて人格を成長させたいという欲求を起こす稽古をするのです。もし私達の道場が、子供たちに向上心を与えていくことができないとしたら、支持を得ることができず、失敗するし、私達が胸を張ってやれるとなれば、道場生の支持を得ることができるのです。