2009年9月2日(本部長通信654)
人間関係(4)心技体の習得

 極真空手道を価値あるものとして、存在させているのでありますが、その空手道を実践する事に関して、感じることは、空手道を通して習得できる内容を示していくことであります。道場に入門する動機は、さまざまな課題を抱えて解決の糸口を見出さんと家族ともども肝いりでやってまいります。
 その内容に関して、しっかりと対応することができなければそれは道場としておぼつかない事になります。しっかりとした人間性の確立を目指すのであれば、道場の指導方針が重要になってくるのです。道場での稽古でより高いレベルを目指そうとするときに、大会で勝つにはそれなりの努力が必要になってくるのです。
 その努力の結果、子供たちが望んでいた事が自然にクリアしていくことになるのです。それこそが理想とすべきなのです。大会で勝てない原因を追及していくと、自分の弱さや足らなさ、越えなければならない課題が明確にされてくるのです。
 空手道を通じて、道場生の心からの欲求が実践から生まれてくるのです。空手は、道場生の中に何か強い欲求を起こさせるのです。この内容が空手道にあるのです。その意味で道場生はついてくるのです。もし、空手道がそのような事が出来ないとするならば、道場生の支持を受けることは不可能になってしまうのです。すなわち空手教育は失敗に終わるのです。そのような内容は絶対にないと改めて宣言する師範です。