2009年9月1日(本部長通信653)
人間関係(3)道場生の立場

 極真会館宮城県本部のメンバーは、師範よりも賢明なる人物を世に送り出していると確信しています。私はただただ賞賛し、信頼する事だけなのかも知れないのです。日々の生活の食糧と同じように、心からの愛情と信頼関係を結び続けるのです。
 私の心の中で、スタッフが師範の自己評価を高めてくれることになるし、もっとも必要とするメンバーなのです。私は極真空手を通じて新しい生活法を実践しているのです。空手は真実を追求することになります。それゆえ、一人一人の自己評価は空手着を着ている姿に現れるのです。
 道場生は、帯に特色があります。色帯を通じて、稽古を一生懸命にした評価を受けます。帯で評価を受けるので、自分の立場が一目でわかるのです。 
 空手道は、一生修行の道ですから、役に立つ内容を一つ一つ身につけようとするのです。帯から外れて、別の道にそれていくことは無益であると感じているようです。帯を先に延ばしたり、忘れたりすることがないように、その段階で一生懸命修行をするのです。
 それゆえ、自分の長所と短所が、はっきり指摘されなくとも分かるのです。それゆえ、帯が道場生の自信であり、他の道場生からの、あこがれの的にもなるのです。それを絶えず携えて、心の中に深くしまいこんで、自分の人生を切り開くことができるのです。帯は一生忘れない自信になるし向上心につながるのです。道場における素晴らしい人間関係です。