2009年8月21日(本部長通信642)
ホームステイ(6)夫婦の在り方

 聖義と文誉とモナさんの三人で、美術館、天文台等市内観光に出かけたのでした。ちょうど住みやすい仙台のように映っているようでした。聖義がお兄さんを買って出て、妹二人の面倒をみるという感じなのでしょう。楽しい子供たちだけの時間を持ったようでした。
 それから、夕方からは、聖義のクラスの指導があるので、新田元気フィールドでの稽古の見学という事になりました。子供たちには外国人は珍しく映るらしく、とても大切にされます。それに、モナさんはとても背が高く美人という事もあって人気者にすでになっておりました。
 師範自体、四六時中、家族の事を考え、家族を中心として生きていると今感じています。モナさんを迎えて話すことはやはり家族の事なのです。だから、妻にどんなに攻撃されたとしても、青い薔薇の棘は、痛いものだと心にとめて対応するのです。それゆえ、妻を賛美して、例え私に対する指摘が鋭かろうが、感謝するのです。
 それでこそ、夫婦の愛情の深まりを家族のみ業として、発揮することができるのだと思えるのです。人間は感情の動物ですから、すぐに頭に血が上るのですが、自分のそのような性格の鉤を無くすように日々自己研鑽を重ねていっているのだと思うのです。
 付け加えて、家族を私が守るために、かっこよく主人として君臨するのではないと確認するのです。むしろ家族のために縁の下の力持ちとして支え続けていくのが師範の人生観でなくてはならないと思うのです。親父として惨めな事の中に、あるいは全て耐え忍ばなければならない事がある中で、主人としての道があるような気がするのです。