2009年8月20日(本部長通信641)
ホームステイ(5)家族の意味

 アメリカ社会は、かなり病んでいるようでした。アメリカ社会はまさに愛の病気にかかっているのです。すなわち、家庭崩壊が日本以上に進んでいる現状を話してくれます。それゆえ、モナさんはかなり厳しく両親に躾けられていたようでした。なんでも門限が夕方6時ですからびっくりしてしまいます。
 さらに、アメリカ社会は、自己中心という思いの病気がさらに深刻にもたらされていると話を聞きます。自分を中心として考え、自分を中心として愛を求めようとするので、ハイスクールの男女関係や、親子関係は滅茶苦茶であると話してくれます。
 すなわち、家族を中心とした愛、すなわち自己中心でない愛を求めているのだと感じてしまいました。この姿をアメリカのモナさんの家庭は日本で学んでほしいと思っていると確信しました。
 日本の家庭にはいまだ、家族愛に溢れ、子供を中心にしているような気がします。その意味では、個人主義や自己主義という束縛から、自己を解放する方法が日本の家庭環境にあるのではないかと思うのです。
 今日は、聖義の本部教室と田子での菅野師範代の教室の見学をしてきたのでした。改めて、武士道の礼節の素晴らしさ、空手道の様子をしっかり目に焼き付けて、興奮して帰ってきていました。今まで触れたことのない極真空手に興味と関心を覚え、さらに、モデルとしての森ファミリーに興味を感じていたようでした。