2009年8月19日(本部長通信640)
ホームステイ(4)農家の手伝いと空手道

今日はよく晴れていたので、野菜を育てている畑へ妻と三人で出かけました。ちょうど白菜の種まきをするときなので、私は耕うん機で耕し、肥料を蒔き、畝を立てて種を植え付けるばかりの土壌を作るのです。今日は三畝ばかり作付けをし、モナさんにも手伝ってもらっていました。より日本の文化に触れてもらうためにです。
 さらに夕方は、長町の空手教室に誘いました。日本の空手道は、初めて見るという事なので、モナさんも緊張している様子でした。指導は文誉が全身全霊をかけて子供たちを指導していました。文誉と同じ年のモナさんは、その姿に驚嘆しておりました。
 森ファミリーの権威と本来あるべき位置と状態を私は示そうとするのですが、なかなかうまくいかないようです。全て飾りは取れてあらわれてしまいます。日本の家族とはどのようなものなのかを示そうとするのですが、結局空回りという事は委がめない事実になってしまったのでした。
 私は何を意識したかというと、アメリカ社会でもっとも崩れかけているのが家庭であるという事を感じていたので、理想家庭とはどのようなものなのかを無理に示そうとしたのでした。メッキは剥がれてしまいました。それでもモナさんはこの家族が思いやりのある家族であると思ってくれたようでした。