2009年8月13日(本部長通信634)
文誉の小学校高学年

 文誉が5年生にもなると、極真会館宮城県本部の看板娘となりました。すらっとして恰好がいいのです。私の道場紹介のチラシの一面を飾ったのは文誉でした。仙台市宮城野区の榴ヶ岡に拠点を置き、文誉を全面に押し立て、森家が道場のモデルとして、多くの子供たちを指導するという方針に打って出たのでした。
 文誉の運動神経と空手センスは抜群で、あれよあらよと多くの子供たちが集まりました。
体育館に収容しきれない程の人数が殺到したのでした。わが子を前面に押し出しての道場運営は大ヒットということになりました。
 それからの勢いは止まらないのです。子供たちを先頭に立てての空手運営は、私も驚くばかりの結果になってしまいました。今まで卒業生も含めて八年で千五百人なのです。その原点は文誉をはじめとする我が子なのです。基本も綺麗だし、型も上手、なんといっても親子のチームワークは抜群なのです。
 子育てが、このような状態を生むとは考えられない成果でした。空手道という基本が文誉にインプットされて、逞しく育っていくのです。本当に主体性が表れてきたのは極真会館宮城県本部を設立してからということになったのでした。道場の子供たちの目標が私の子供という事ですから痛快です。さらに、文誉も上位の帯に挑戦していましたので、子育てと道場運営が同時並行して進んでいったことになりました。