2009年7月22日(本部長通信612)
師範の特徴(8)

 空手道場としてのミッションを継続しているのですが、八年間師範として一貫としてブレない事の中に、道場生と師範の関係が親子の関係の延長としてとらえていることなのです。師範は親代わりとして、子供たちに対しては、純粋に我が子の延長として接しているのです。道場生は師範のレベルを目指すことになります。
 そのための基本的な条件を満たそうとするし、お願いしたいことがあるのです。それは四大原則と名付けてもいいと思うのです。第一に、道場生は師範の指導から出発するということです。第二に、師範のもとで、空手の道を追及していくことです。これは間違えないでください。さらに第三として子供たちの家族のために成長していくということであり、第四に社会人として誰もが標本となる人格を目指すというお願いなのです。
 そして、師範として最高に願いたい望みは、道場生の親の代わりとしてとして恥じない人生を過ごしていきたいということなのです。親たる人生を過ごすことが師範の目標なのです。それゆえ、他の道場に移られたりすると気持ちが凹みます。単なる習いごとではないのです。
 師範の存在は、道場生の父母であってこそ存在価値があり、師範は道場生が頑張っているからこそ、父母格の師範が存在しているということなのです。