2009年7月19日(本部長通信609)
師範の特徴(5)

 私と妻は出会ってから30年以上の歳月が流れました。恋い焦がれた青春時代がありました。今でも懐かしく思うし、ふと妻の横顔を見ると刺激的にうれしくなる時があるのです。地球上の女性の中で出会った唯一の人であることに何とも言えない感情が生まれるのです。
 ところで、最近の気持ちはちょっと不思議な事が起こるのです。肉体の五感で感じることができない無限な世界を垣間見てしまうのです。目では光の光線が見えるのですが、エックス線は目に見えないのです。同じような目に見えなかった愛情の光線が今では妻から発せられてくるのが見えるのです。
 師範の耳では、音波が聞こえます。車の音、電車の音、人の話し声などです。電波や超音波は聞くことができないのです。しかし、妻から発する音波、つまり聞こえなかった愛の波動が聞こえるのです。
 また逆のことがあるのです。普段聞こえず感じないはずの自分の心臓の鼓動、眼の瞬き、呼吸等、意識しない自分の肉体が震えだすのです。自分の体は自分と一つになっているはずですから、本来ならばあまり意識しないし気にも留めないのです。しかし、それもまた違うのです。心の共鳴が心臓の鼓動となり、眼のまばたきとなり、呼吸の意識を意識重しまうほどになるのです。
 妻との出会いの三十年あまりで、自分の感性に磨きがかかっているというのでしょうか。進化しているというのでしょうか。ますまず、師範の発展と成長がいかばかりかと感じるのです。それともあの世が近いということでしょうか。