2009年7月17日(本部長通信607)
師範の特徴(3)

 師範には、心にも内容と形式があります。構成的要素を分析すれば、知性があり、知的能力を駆使しながら認識能力を高めようと努力するのです。判断が間違わないように、普遍的に正しい事を探求しようとするのです。さらに、理論的に原因、理由を問い求め正しく知る能力を見出そうとします。
 そのこと以上に、師範の場合、最終的な決め手になるのは直感なのです。第六感というべき触角が自分の心を去来します。さらに、気持ちは、いつも熱いのです。喜怒哀楽の塊です。感情的といわれても仕方がありません。感じる能力は人一倍です。
 さらに、意欲性に関しては、好奇心の塊です。欲望は限りないのです。ある意味で決心したらやり遂げなければ狂ってしまうほどの野獣のような意欲性を秘めているのです。
 このような内容がありながらも、原則性を重要視して、あらゆる観念を駆使します。原則論を徹底しますから、人間関係の原則や、自然の法則に身をまかせようとします。気持ちは高度の芸術家を目指すように客観的に判断しようとするのです。