2009年7月10日(本部長通信600)
極真空手道

 世界中に1200万人の道場生を抱える極真会館ですが、武道団体としての使命と、青少年たちの「地の塩」「世の光」としての希望の星としてあらねばならないと思うのです。大山総裁後、あまりにも分裂に分裂を繰り返す世俗的統率のとれない団体に落ちてしまっている事実も確認すべきなのです。
 極真空手道は、修行の道を通じて歩むだけではなく、グループの結束を持って歩むべきと師範は思うのです。ここで立ちあがっている手塚グループは、実践力を強化しようとしているのです。理念を整備しながら教育力を増し加え、説得力溢れるグループとして確立することを願うのです。
 さらに、制度を確立することによって、人々が願う方向を提示できるよう進めなければならないと思うのです。私達は、極真会館の改革運動の先駆者として、燃える炎を燃やしつつ、頑張らなければならないと思うのです。
 理念と価値観をしっかり確立せずしてチャンピオン製造機になる道場としての末路は哀れなのです。壁に突き当たって粉々に打ち砕かれていくことは間違いないのです。価値観を無視して道場の運営に当たると、極真会館にも個人も莫大な被害を与えてしまうのです。