2009年7月9日(本部長通信599)
極真空手の方向性は世界平和

人間は争いごとの歴史といって過言ではないのです。そして、人間は自由、平等、平和、幸福を願うのです。当然自分自身の幸福を願うし、本当に正しい家庭から出発するのです。自己中心は、あらゆる事に問題を生じさせます。人間自身がこの面倒な存在であることを認めようとしないのです。
 この人間一人を取り扱っているのが、空手道になります。この空手道の本質は、人間の心の成長にあることは間違いないのです。その前に、破滅する青少年の心に何かインパクトを与えていかなければならないのです。
 あえて、青春を通過して、成長するそれぞれの道場生に、葛藤と対立と闘争の解決の何かの提示を与えようとすることは間違いないのです。夢多き人生は、無知と葛藤と対立・闘争に甘んじていかなければならない人生であると思うのです。何にもわからないところからあらゆる情報を獲得して前に進むことがまた人生なのです。
 心は、飢え渇き、人生の何たるかを理解できないのです、体は、環境に適応することに矛盾する自分を見出だすのです。暗中模索するひとりひとりが空手道という切り口を手掛かりに、何かをつかみ取ることそれが、空手道を邁進させる生きざまに他ならないと感じるのです。