2009年6月25日(本部長通信586)
父親の子育て奮闘記
長女順香(11)

 中学時代の順香は、学校では優等生、成績も抜群、部活も一生懸命ということで何も親が心配することはない状態でした。三年生になって進路の決定をすることになり、宮城県でも珍しい単位制の県立の高校で、受験校の宮城野高校に進学の準備を進めていました。
 父親が中学校の懇談会や進路指導の三者面談とか積極的に参加するのです。普通は母親が一生懸命なのですが、我が家は父親が一生懸命なのです。理由は子供を中心に家族が回っているから他ならないのです。
 娘は、胎児の時から、母親から供給される栄養を受けただけでなく、愛情を供給されていることを忘れないのだと思います。父の私が出発点の種になって、娘の成長期間、物質的な供給を受け、生命の本質である愛情をふんだんに与えられて育ったことになると親は勝手に思っています。
 順香という娘は、私に子育ての醍醐味を十分味あわせてくれたことになります。全ては親の姿勢が子供に以心伝心して行くと思い、自分の襟を正したことになります。この時期は極真会館宮城県本部が急速に発展していった時期であり、何をやっても結果が生まれていました。私にとって道場生が自分の子供のような時期でした。