2009年6月23日(本部長通信584)
父親の子育て奮闘記
長女順香(9)

 小学校6年にもなると、自主性と主体性が身に付いてきました。いつもの通り空手は基本としてありましたが、いろいろ作品を出品し賞を取ったり、水泳で入賞したり、勉強も頑張っていたりして親を和ませてくれていました。
 娘には、家族ごと付き合う友達がいて、学校が休みになると安西家に車で送り届けていました。土曜日の夜は結構離れた距離を車での移動でした。というのも引っ越しをして電車か車でしか移動できない距離になっていたのでした。それでも毎週のように行ったり来たりして良き友達関係を作っていました。ある意味で二人は励ましあっていたような気がします。
 その娘さんは、宮城大学の看護学科に入学し、看護師への道を進んでいるのです。今でも交流は続いています。このころから父親よりも、友達との交流が深まり、父はさびしいと思いながら見守っていたものでした。我が家に来ても、友達と会話が堪えません。ちょっと顔を出すのですが、「もうあっちに行ってよ」という言葉とともに無視状態になってしまいます。それも娘の成長と思い事務所に引きこもる私でした。
 娘は存在しているだけで、父親としてはうれしいものです。それは、順香から受ける刺激がたまらなくうれしいのです。生きて生活することは大変なことですが、すべてを超えてしまうほどの恵みが与えられてしまうのです。