2009年6月21日(本部長通信582)
父親の子育て奮闘記
長女順香(7)

 順香に対していつも心にとめたことは、子育てを根本において毎日を過ごしたい父親でした。確かに、大学院で知識を投入し、仙台道場の師範代として権勢を誇り指導も厳しく弟子にしていましたが、この時期子育てが自分の人生で偉大な人生であると確信していました。当たり前のことですが、特に意識していました。
  金の亡者や、知識を追及するところから、順香は育たないと思っていましたので、極端にその観点で推し進めていました。夫婦が一つになって順香を育てることこれが完璧なのだと自負しています。
 家族の根本が愛情で出発した存在であることは否定できないので、子育てに命をかけ、子育てを円熟させ、子育ての基準を高めようとするのが私の気持ちでした。
 今日は福島県大会の団体戦で子供たち5人一組の小学校一年から六年まで参加し、宮城からも女子チームと男子チームが参加していました。順香の後輩たちということになります。宮城の女子チームが優勝し、準優勝が男子チームという好成績でした。息子娘達の後輩が今は、全国的に活躍する選手になっていることは、子育てが我が家で終結せず、極真空手の子供たちへと拡大しているという実感を受けるのです。
 子育ては、愛情の理想を完成させようとするのでエネルギーが投入されます。順香をベースにして拡大させ、連結させたのが極真会館森道場ということになります。すなわち、私の子育てが極真会館の土台を作って事になりました。それゆえ、極真会館森道場は喜びが充満している道場であると確信しているし、他の道場との成り立ちとの違いを明確にしているのです。