2009年6月19日(本部長通信580)
父親の子育て奮闘記
長女順香(5)

 保育園を無事に終了し、仙台市立原の町小学校へ入学となりました。娘は元気はつらつ、何でも積極的にこなすのです。機転が利いてクラスのまとめ役になっていたりして、人一倍好奇心も旺盛でした。学校が終わり、帰宅すると、親父が待ち受けているのです。
 近所の友達も誘って9人乗りのワゴン車に乗せて、仙台市の繁華街の道場へ連れていくのです。私は大学四年になって全ての単位も履修して暇な四年生でした。普通の学生は就職活動で忙しくしていたので大変だなと感じながら、おじさん学生の私は、娘と娘の友達、ならびに息子と息子の友達の空手教育に本格的に着手しました。
 経済的に大変なこともあって、スイミングスクールでのコーチもこの年からはじめました。このときに私を指導してくださった方が今の極真会館宮城県本部の運営部長の北山氏でした。当時国見スイミングの支配人をしていました。私の奇異な生き方に関心を持って、空手家がいろいろ学びにスイミングにきたと喜んでくれました。それから3年半は北山氏のもとで訓練を受けました。
 順香は、スイミングスクールの会員ではないのですが、スキー教室や海水浴、いも煮会とあらゆるイベントに参加して楽しんでいました。
 順香は当然私が希望して生まれたのではありません。夫婦の希望で生まれたのは当然ながら、まさに、神仏の希望として生まれたのだと感じているのです。そして、順香に対する夫婦での愛が、この子の全ての人生、創造性を発揮していくのだと確信しながら愛情を注ぎ続けた日々だったような気がするのです。