2009年6月12日(本部長通信573)
家族(5)帯は道場生の通信簿
道場生の立場はどのような立場であるかというと、極真魂を身につけていかなければならない立場であり、道場の先輩たちが築いた伝統の運勢を受けていかなければならない立場なのです。師範はもとより、黒帯の先輩方の内容を引き継がなければならないのです。
何故師範が必要であるかというならば、過去を代表するからなのです。道場生は当然未来を象徴するのです。宮城県のどの教室に入っていても、師範は全体の中心であり、教材なのです。師範は何故存在するのかというと、道場生が過去のすべてを引き継ぎ、過去の極真空手の世界を学ぶことに意味があるのです。それゆえ、師範が大事だというのです。
師範から現在に近い過去を学び、手塚会長や安斎師範から過去を学ぶ道場生であると思うのです。それは、未来を準備するのに役立つことなのです。それも、過去の悪しき伝統を学ぶのではなく、極真魂の本質を学ぶのです。
師範も年を取って現役の選手とは違うのですが、しかし選手時代の体験と内容を持っているのです。あるいは四年間に渡る大山総裁との出会いがあるのです。ですから、道場生が道場に来なければ、引き継ぐ魂は受けることができないのです。だから、強く主張するのは、師範や師範代そして指導員の先生と調和して、道場生があのようになって未来を引き継いでいこうと心掛けるのです。引き継ぐレベルが通信簿の色帯ということになるのです。