2009年6月11日(本部長通信572)
家族(4)道場は家族のように

 道場を家族のように形成していくのが、宮城県本部の基本です。人間関係に上中下があり左右があり前後もあるのです。当てはめれば、親・夫婦・子であり、夫婦であり、兄弟ということになります。
 道場は何によって一つになるのかというと、極真空手で一つになるのです。選手として強いのが一つになる要因にはなりません。技術力でもないのです。さらに、お金儲けることが要因とはならないのです。道場で学ぶ教材をしっかり身につけて地域社会に貢献するのが本質です。
 道場でどのような訓練が待っているかというならば、自分が大切なら一緒に学ぶ道場生にもその大切な分だけ思いやれということなのです。ダーゥインは進化論の中で、強いものが生き残って、そうでないものは滅びて行ったかのような進化の姿を主張しています。
 しかし、すべての森羅万象は展覧会のようになっています。アメーバー哺乳動物まであるいは自然の草木に至るまですべて私たちを楽しませてくれるのです。すべての自然界に存在しているものは私たちの為にあるかのようです。滅びても良さそうな種族が共存しているのです。
 自然界にどのように関わりを持つべきかを教えるのが家族のような道場であるべきだと主張するのです。道場は訓練所ということもできるのです。それを理解して調和する道場生となってください。