2009年5月19日(本部長通信549)
極真会館宮城県本部発展の歴史認識(6) 勝利するために

 指導者が二分割されるのです。発展したいと熱心な人たちと、ただ傍観者のように付いてきている人たちです。ようするに、発展を積極的に推し進めて苦労をいとわず成し遂げようとする人たちと、外的環境に追随して満足で安住してしまう人たちなのです。
 道場の停滞の原因は、失敗も恐れず、発展を推し進めた人たちよりも、結局外的環境で満足してしまう人たちが多いことにあるのです。なぜなら、リスクを考えて行動する人たちのレベルに巻き込まれてしまうのです。それではいけないのです。減点方式ではいけないのです。
 今私たちが、立ち上がって一つの目標を目指すとします。そこで新しい一つの伝統が始まって必ずいつも問題になることは何かということなのです。改革発展のあらゆる方策や戦略は、それ自体は大いに歓迎すべきことなのですが、師範を味方につけての戦いをしているかどうかなのです。道場の勝利した伝統的精神、伝統的思想、伝統的行動をいつの時も立てていっているかなのです。
 積極果敢に新しい発展を成し遂げようとする人々は、このような原則論を立てていく時に、飛躍的に発展するし、栄光はその人たちに帰結するのです。道場の伝統的精神、伝統的思想、伝統的行動が勝利を生み出していくのです。すなわち、その人たちが道場の新しい担い手になるのです。