2009年5月17日(本部長通信547)
極真会館宮城県本部の歴史認識(5)師範指導の法則

 自然環境が人間を中心として影響を与えていると同じように、指導的立場の師範と道場環境が一体となっているのです。ここにおいて、師範は指導者として立っているのであり、道場を維持管理してくれている先生方と道場生とご父兄の存在なくして何もできないのです。
 しかし、両者の中で重要さにおいて師範が重要なポジションであることは間違いないのです。この全体の道場環境を管理する立場が師範の立場なのです。道場の歴史の一定段階において、さまざまな環境を形成し、その環境を収集する師範がいて、その環境を管理する師範指導の法則が成立していたからなのです。
 それは、宮城県本部の発展には重要な役割を果たすのです。つまり、師範に限りない無限な責任を背負わせられるということなのです。師範自身の知恵と努力によって、発展の歴史を行くか、責任を果たせなければ、宮城県本部の発展はなくなり、信用は失墜し失敗に帰結してしまうのです。失敗したならば、再び、新しい他の指導者を立ててもう一度一からやり直さなければならなくなるのです。
 師範が師範としての立場を維持していくには、極真会館を背負っていくに相応しい基準を立て続けていかなければならないのです。第一に、指導者としての過去、現在、未来においての誰もが納得する指導者としての内容基盤を形成し続けていかなければならないということです。第二に、師範とともに歩むべき先生方と道場生とご父兄が調和して大業を成し遂げていくということなのです。しかし、あらゆる歴史書を検討してみると指導者に調和しないで、返って指導者を退けたことが多いのです。
 ところが、宮城県本部の発展で多くの先生方と道場生とご父兄が師範と行動を共にしてくれましたし、あらゆる意見を進言し、そのことをさらに、実践してくれたのです。実に感謝に堪えないのです。