2009年5月15日(本部長通信545)
極真会館宮城県本部発展の歴史認識(3)ギブエンドテイクの法則

 今までの宮城県本部で実践されてきた内容は、師範と一緒に歩んでいる指導者との間に極真会館の目的を中心として円満なギブエンドテイクの作用がスムーズになされているのです。この作用は、トップダウンの命令形態ではなく、あるいは、対立的ではなく、調和的なのです。それは、極真空手の啓蒙という共同目的を中心としているためなのです。
 この作用が、トップダウンの命令、あるいは対立的であるならば、そこには発展はなしえないのです。さらには、当然階級闘争を合理化させようとする策略では、なおさら発展はありえなかったのです。
 この宮城県本部の発展は、師範と指導者の間のギブエンドテイクの作用の強化をあるいは補完する関係を重視しての発展なのです。もちろん一見責任者と責任者がお互い排斥し合うような言動も見受けられました。このような現象は相克作用とみることができたのです。この相克作用と見受けられる発言行動も、この道場においては、表面化されず、善意の闘争という形で現れたのでした。
 もちろん、歴史ですから、ある人たちは戦争のような闘争状態に突入し、道場内における善悪闘争に拡大し、結局は共に歩むことができない人たちもいたことは事実です。結果的に宮城県本部の八年に及ぶ発展はギブエンドテイクの法則にだけ則って発展したと評価できるのです。