2009年5月15日(本部長通信545)
極真会館宮城県本部発展の歴史認識(2)調和の法則

 宮城県本部の発展は、急速に伸びてきているのです。この背景には必ず、積極果敢な師範とそれを受け止めてくれる師範代・支部長・指導員・サポーターズが相対的な関係を結んだからなのです。これが宮城県本部の発展の調和の法則なのです。具体的には以下の内容です。
(1)007のような立場で様子を見に来ていたのが今の大友壯太郎師範でした。オーナーの指示で一番町道場から人を引っ張っていないかチェックをしに、否応なしに物陰から観察していたのです。大友師範はキリスト教ではパウロのような立場で私に反旗を翻す立場から、今まで一番町道場にいた人たちの懸け橋になってしまったのでした。大友師範も子供が動機になって入門しましたが、今では「型教室」の中心指導者です。
(2)菅野歩師範代は、宮城野支部を立ち上げた第一の功労者なのです。一番町道場から自らの意思で従ってくれた人物です。当然付き従って来るには様々な葛藤があったに違いないのですが、大学院の先輩後輩ということもあって、勇気を持って移ってくれました。実に性格は石橋を渡るがごとく堅実で着実な歩みをする常識派であります。最後の税理士科目の突破目指して日々大変な努力をしているのです。
 (3)次に私の車の後を追いかけて入門を決意してくださった宍戸忠支部長がいます。親の反対で青年時代空手ができなかったそうで、四十歳近くになって極真空手に傾倒です。今は税理士試験に合格して活躍中です。集中力は半端でなく、最後の税理士試験の一科目にかける努力は並ではなかったのです。修行中の宍戸支部長とその家族の姿は脳裏に焼き付いて忘れることができないのです。
 (4)佐々木直則支部長は、息子の後を追って極真空手に触れてきました。ミイラ取りがミイラになって、息子よりも自分が夢中になって今では指導の最先端に立っているのです。几帳面な指導をしています。子供たちに対しては面倒見がいいのです。一人ひとりに対する心遣いは半端ではありません。
 (5)阿部真樹先生は、小学校の教員を目指して、見事宮城県教職試験に合格したのでした。家庭も持ち、子供にも恵まれ、今は一迫から稽古と指導に本部に来るのです。純真な心を持って努力していく姿は素晴らしいものがあります。さらに、日本男児そのものという風貌です。自衛隊入隊していた時期があって礼儀作法は抜群に徹底しています。
 (6)野田健一先生は、木曜日のレディースの教室を受け持っているのです。12年来の長い間の関係で保険代理店を営み、絶えず上位に代理店を運営しているのです。身長も高く、子供たちも、大きく育って逞しさを増しているのです。教室は大人指導をしています。
 (7)永戸竜也先生は、もうすぐ30歳にならんとする若武者です。大学三年の時に極真空手に目覚め、税理士の資格を取得するために、文武両道一生懸命修行者の道を進んでいます。大会にも出場しながら、自分を極めんとしているのです。人生に夢があり、先輩が税理士になっていたりしているので本人に良い刺激になっています。
 (8)赤羽透先生は、実に誠実な人柄です。不動産会社を経営しながら自己管理のために極真空手を実践中です。ストレッチに関してはプロの指導です。昔池袋の本部道場でも稽古していたこともあって、筋金入りの人物です。原則を重んじ着実に人生を歩むのです。
(9)武田和夫先生は、JR貨物の運転手です。40歳後半で空手に目覚め、50歳代の初めには有段者となり、一般の部の大会に出場する武者ものです。仕事の時間が不規則なので稽古は自主トレーニングが多いのですが、稽古内容は真剣そのもので殺気だっているのです。職場仲間の何人かで良く稽古をしています。
 (10)千葉順一先生は内装などを受け持つ会社の社長です。人柄も温厚で良く、今年4月から指導にはいるのです。特に型の指導が良いのです。将来は教室を持って子供たちに指導していきたいと指導内容も研究に研究を重ねているのです。
(12)栗原勇一先生は、柔道整復師と針灸の資格を持って接骨医院を経営している先生です。子供たちも空手を始めて家族が武道精神で教育されています。仕事も忙しいのですが自分自身に厳しい方で自らを律して頑張っておられます。
(13)澁谷真仁先生は、草創期から入門されていた方で、自己トレーニングも欠かさず稽古をしています。NTTの幹部社員で仙台に根を下ろして、ライフスタイルを極真空手と共にありというところです。青年時代も極真空手を青森で稽古しているのである意味苦労人です。
(14)石井英行先生は、仙台銀行の行員です。体格もあり、大会も積極的に出場していました。仕事の合間を見ながらの稽古なのでなかなか働き盛りということもあって稽古が少ないのですが、素晴らしいお父さんになってきています。
(15)小野寺松男先生 天職としての極真空手の指導を目指しているのです。十代で極真空手に触れ、それ以降いつかは極真空手の先生になることを夢見ていたという根っからの教育者なのです。早稲田大学教養学部の卒業なので、子供たちへの指導も熱心なのです。一般の人との人間関係よりも道場生との教育関係がとても人気があります。
(16)伊藤仁先生は、運輸会社の常務をしております。日曜の子供たちの指導と主にインターネットの製作とアップを手伝ってもらっているのです。実にテキパキと情報を道場生に伝達してもらっています。大会、合宿、審査会、演武会と行事があるたびに記録の写真を撮って、宮城県本部にはなくてはならない人です。
 (17)庄司康敬先生は、建設会社の部長をされていて、日曜日のゴールドジムでの教室に責任を持っているのです。謙虚な性格で積み上げていく姿勢は学ばされるものがあります。私と同じ年齢なので心も良く通じます。基本に忠実で人望も厚いのです。
 (18)狩野功先生は、今年念願の有段者になった人です。仙台市にお勤めで公務員の傍ら、庄司康敬先生のサポートをしてくれています。有段者になってからの振る舞いは、人格がブラックベルトににじみ出るようになっています。心配性の気質で本当に極真のブラックベルトを着けるに値するかを絶えず繰り返し検討しながら今回の昇段が決定したのでした。
 (19)三浦学先生は、青森での修業を経て今回指導者の仲間入りをしたのです。たまに神経質のところもありますが、稽古に熱心なのです。自衛隊の幹部の方で家族全員が極真一家であります。奥様も茶帯の腕前で子供たちもすくすく素直に育っています。
 (20)佐藤寧司先生は、一月から二か所の教室を運営しています。仕事の悩みを抱えながら極真の道を歩んでいます。指導は子供たちに人気です。人間として気さくなだけでなく会社社長としての責任も果たしているのです。佐藤家も極真空手一家で子供たちもすくすく育っているのです。
(21)大山俊博先生は、別な流派で師範の腕前を持っていましたが、極真会館で白帯から修業して今回昇段の運びとなりました。石巻での活動になるのですが、今は仙台の方にも指導に来ています。子供たちには学習の機会を与えようとして試験問題を持ってきては添削しているのです。初心から極真空手を学ぼうとする姿は私には刺激になります。
 (22)小橋川季一先生は、本場沖縄空手の有段者で青春時代空手修行をされて二段の腕前なのですが、もう一度、極真空手を学びなおすということで頑張っています。さらに、教室を一か所持たれて指導をしているのです。温和な性格で子供たちからも好かれて教室はとても良い雰囲気です。
(23)森聖義先生は、我が息子です。道場の先生方に育てられて有段者として黒帯を許されました。二十歳になり、大人として成長していく姿は親として楽しみです。
その他に、今回有段者になった中村明寛先生、骨折で休んでいる飯富美基先生 長老の丸山壽先生 英語教師のケビン先生とデービット先生、今大阪に出張している桜井チャーリー先生、不動産会社経営の高橋清文先生、沖縄に帰っている遠藤清彦先生が応援しているのです。
この大所帯の宮城県本部の事務を一挙に引き受けているのが笹夫人です。膨大な経理から事務処理からすべてに対応しているのです。さらに、この組織を切り盛りしているのが羽川営業部長と北山運営部長です。いつの間にか大所帯になっているのです。羽川部長は利府の町会議員としても活躍する中極真会館の営業を確立しています。さらに、北山運営部長は、20年近いスイミングプールでの運営内容を道場に投入しているのです。
 さらには、宮城県本部には強力なサポーターズ軍団が存在するのです。私の恩師である高橋志朗先生をはじめ、袋原内科医院長の熊谷均先生、佐々木千尋先生、森明弘先生、青葉病院精神科の永嶋弘道先生、印刷会社の及川光雄社長、顧問の渡辺博議員の方々の援助があって成り立っているのです。
 このように主体として宮城県本部を率いている私と師範の調和的な立場で活躍してくださる先生方の協力関係で これから道場の歴史発展は調和の法則を持って時間とともに目前に現れてくるのではないかと思うのです。