2009年4月30日(本部長通信530)
極真空手における倫理(2)社会貢献


 倫理を全うすることは、人間完成の実現に当たるのです。正しい道をどう生きるかに関して自分の在り方を考えるのです。地域でどのように生きたらいいのか再度自分に問いただすのです。現実の在り方としては日本国叙勲例のどれかに合致しようと努力するのです。
1.  学術及び芸術等の分野において業績を挙げ、文化の発展に寄与した者
2. 新聞その他報道の業務に従事し、公益に寄与した者
3. 学校教育または社会教育に従事し、教育に寄与した者
4. 社会福祉事業または納税に尽力した者
5. 発明発見その他の創意工夫により、公衆の福祉の増進に寄与した者
6. 治山治水事業、砂防事業及び土地改良事業等公共工事に尽力した者
7. 地方鉄道事業、軌道事業、海上運送業、道路運送業、航空運送業、電気事業及びガス事業等公共的事業に従事し、公衆の福祉の増進に寄与した者
8. 医師及び薬剤師等の業務に従事し、国民保健または環境衛生に寄与した者
9. 弁護士、弁理士及び公認会計士等公共的職務に従事し、公益に寄与した者
10. 調停委員、人権擁護委員及び民生委員等の職務に従事し、公共団体の業務に寄与した者
11. 農林業、畜産業、水産業、商工業、鉱業、貿易業、銀行業、保険業、信託業、倉庫業、建設業及び観光事業等の業務に従事し、経済もしくは産業の興隆を図り、または公益に寄与した者
12. 労働界において経済の興隆と国民生活の安定に寄与した者
13. 体育界において業績を挙げ、または体育の振興に寄与した者
14. 前各号に掲げる以外の者で、公益に寄与した者
 このように、自分の人生でどのような生き方に合致するかは検討するにして、理想の実現に向けて人生努力すべきなのです。それは、社会にどのように貢献するかであり、愛情あふれる家庭を築いていくかであることは何度も話す通りです。
 師範は、現実的な目標を達成させ、人生において各分野において寄与し、業績を上げていかなければならないと思うのです。その意味では極真空手道はまさに、功績を上げていく上での盤石な人を育てる倫理教育になるのです。