2009年4月27日(本部長通信527)
飛行機の中で


 全日空の成田行き直行便に乗り込みます。何度か名前のアナウンスがあって、この便が満席なので、座席の変更があるということでした。変更の座席は、エコノミークラスの一つ上のゆったりとした座席が準備されました。会長とともに、にっこり得した気分を満面に浮かべながら飛行機に乗り込みました。
 さすがに、エコノミーの上のクラスらしく、座り心地がよく、パソコンの電源やインターネット環境も備わって、学習環境に恵まれました。ネット検索で、いろいろな情報を収集しながら、どこまでの戦略をこれから構築していくかと更なる準備に余念のない時間を与えられました。
 今私が最も重要視しているのは、道場生の成長環境なのです。どの道場生も成長できる指導者の育成と、極真空手道を学んで良かったという充実感を真摯に与えていくことができる道場環境です。それには、運営と人材の確保であり、スムーズな体制作りをどのように展開させていくことができるかという課題を明確にさせることです。
 師範代が先頭に立ち、運営スタッフがサポートし、指導する先生方が究極のカリキュラムによって子供たちに極真空手の真髄を伝承するという教育体制の確立です。この教育体制の確立は、かなりの思い入れが師範はあるのです。入門したすべての子供たちに黒帯を取得させたいのです。つまり、立派な青少年になってもらいたいのです。世界に羽ばたく指導者の育成です。
 アメリカに渡って感じることは、日本人が指導できる精神教育の原点が、極真空手道にあると確信するのです。米国の人たちは、武道という精神教育を受けたいのです。今のアメリカの青年は、エネルギーが余って正しい魂のあり方が明確になっていないのです。ここに、黒帯を持つ子供たちの国際交流での使命と責任が生まれてくるのではないかと思うのです。