2009年4月23日(本部長通信523)
アメリカへの出国
夜行バスで、一路成田空港へ向かいました。一週間分の私の指導を諸先生と我が子供たちに託し、初めて出会うアメリカの極真会館手塚グループのメンバーに思いを馳せていました。手塚会長と成田空港で待ち合わせをして、全日空春割価格のエコノミー席で窮屈に出発です。経済的に裕福ならばファーストクラスで行きたいのですが事情はままならないのです。
12時間飛行機の中、それでも快適な旅に乗務員の細かい気配りで何も困ることもなく快適に過ごさせていただきました。手塚会長の席は、若い親子連れが隣で、子供の面倒を見る姿が後ろの席から眺められました。孫かひ孫をあやしているような感じです。しかし、私の後部座席には若いインド人で、天下一品のいびきのソロ演奏です。とても休むに休めず、備え付けのモニターの映画5本を鑑賞してしまいました。
NYのJFKケネディー空港に到着して早速、ハミルトン先生が出迎えに来てくれました。さらに、数時間経ってからアラン先生がヨーロッパベルギーから到着です。ハミルトン先生とは、去年のヨーロッパ大会、アラン先生とは去年のポーランドのサマーキャンプ以来会っていませんでしたので、懐かしい気持ちでした。
空港からパンアメリカンホテルへ夕方には到着です。時差が13時間なので日本での真夜中です。時差ボケを感じながら、ホテルの一階で会長と夕食をとりアメリカの極真メンバーとの出会いが私たちの生きがいであると何度も話し合いました。会長は、人生の最終コーナーで世界を相手に極真空手の伝統を発信させていることに、この上ない充実感を感じておられるようでした。