2009年4月9日(本部長通信509)
夫婦生活の実際と理念(11)

 新宿のクイーンズハイムに引っ越してきてから、数か月が経って6月16日を迎えていました。夜中になって家について、妻からの知らせは、妊娠二か月になるという素晴らしいニュースを聞かされました。天にも躍る思いでその時の感動が忘れられないのです。夫婦になってから19カ月目のことでした。
 妻が子供を妊娠してとても深く感じたことは、夫婦が愛することのできる道は、間違いなく結婚生活ということです。二人が一つになることによって、神様が子供を授けてくれるのだと疑問なく思えたのでした。
 私たちが互いに好み合い、抱擁することだけで、新しい生命を授かることができたのでした。結婚によって愛を探していく道を行ったら、愛する道に通じ、さらに生命をも創造したことになる道だったのです。
 妻に出会ったのは成長期の中で私は、花のような時でした。最も美しい時の青春時代でした。その青春時代で妻の姿が最高のつぼみのような時期だったように思えます。それをしっかりプラトニックに愛することができた私であったし、大切にしたのでした。それゆえ、妻の奥座敷に招待されたのであり、わが子まで授かることができたのでした。その子の名を聖義とつけたのでした。