2009年4月7日(本部長通信507)
夫婦生活の実際と理念(9)

 夫婦生活をしてみて妻と私の長い道のりは何かと考えると、今まで振り返ってみて、出会いがありました。長い期間の文通がありました。年何回かのデートがありました。あっという間に十年近くたって東京に妻を呼び寄せて、葛藤があり、そして、新婚旅行がありました。自分の経緯からして、夫婦の最終終着駅は妻と一体になった生殖器官ということになりました。     
 妻と私の違いは何かと問うならば、生殖器官を含むその身体が違うのです。男性の生殖器官は凸で女性の生殖器官は凹なのです。さらに、どんな男性の凸でもどんな女性の凹でも一体化しないということはないのです。この生殖器官ゆえに夫婦の愛が営まれることは正しい実感です。妻の体重は私の半分でしたが夫婦となったのです。
 私の妻は女性として生まれ、服を二度脱ぐことはなかったそうです。最近の男女の関係はどのようになっているかを言うまでもなく、映画やドラマで示されるごとく、何度でも服を脱ぐのです。さらに何度も再婚も浮気もする世俗社会として乱れてしまっているのです。
 新婚旅行で初めて、夫として初愛の鍵を持ち、開けることができたのでした。結婚という公認を受けた立場だからこそ許される愛の終着駅であると思うのです。さらに、この生殖器官が生命を生み出される場所になるし、愛がはぐくまれるのであるとしたならば、大切なのです。私は妻の前に愛の鍵を持ち、開けた男性だと宣言するのです。