2009年4月2日(本部長通信502)
夫婦生活の実際と理念(4)
三日目、仲直りして、アトラクションに何度も乗り、夢心地でのディズニーランドです。夫婦生活が夢のような生活が続けば最高ですが、振り返ってみれば山あり谷あり、楽あれば苦ありと刺激的な生活です。このときに、象徴的に、喜びが最高潮に練りあがった時間と妻の反逆のひと時を過ごしたことにより夫婦の実態を見せてくれたことになります。人生は楽しみの夢の世界と自己否定ではないかと自覚しました。それでこれが最高なのです。
さすがに、三日目の昼飯と夕食は普通のものを選びました。気を取り戻して、アトラクションをエンジョイした為か笑顔の可愛い女性に戻っていました。このような事件のために私は、夫婦で人生を歩むことに戸惑っていたのだと今更ながら思わされました。そのようなことは、これからいくらでもあるのだという自覚をさらにさせられました。
ホテルに戻って、一日の疲れを癒し、お互いの愛を確かめようと思ったのですが、ここでも、オーソドックな愛情の表現しか受け入れない妻にまた嫌われないように努力するだけでした。
そのような新婚旅行を経ての、三鷹の社員寮での生活になったのです。私の仕事は夜に十二時まで続きました。それから、午前一時ごろ、なじみのミルキーウエイの喫茶高ナーで待ち合わせをして、いろいろ話しながら、寮へ帰る新婚生活が始まったのでした。独身の社員もいましたので、なるべく端の広い部屋にしたかったのですが、満室状態で、静かに夜帰って、朝静かに出ていくという生活でした。