2009年4月1日(本部長通信501)
夫婦生活の実際と理念(3)
 二日目、10時にチェクアウトをして、目指すは最近出来たばかりのディズニーランドへ直行です。車の中でいろいろ話しながらの道中は楽しいものです。100%今と違って私の話を聞いてくれるのです。今は私や子供たちの話を否定から入って聞くのですが、当時は何の矛盾もなく素直に肯定的に聞いてくれたのでした。
 ドライブをしながら、海原の広さに感動し、山間の景色に二人の会話が弾み、時間だけが過ぎてゆく心持でした。今なら車の助手席に乗るものでしたらすぐ居眠りをしてしまう妻なのですが当時は、輝いて私を見て、ちょっとしたスナック菓子を、サービス精神いっぱい心を使ってくれていました。
 早速浦安の第一ホテルに到着です。チェックインして、夕食に出かけたのですが、ここで思わぬ事態が勃発してしまったのです。私の予約した食事は、ひとり二万円のフランス料理のフルコースでした。妻を心から喜ばせたいという思いで注文していたのですが、この料理が出てくるや否や、激しく反旗を翻したのでした。「どうして私に相談なくこんな高い食事を注文しているなんて信じられない」という先制パンチでした。
妻は食べずに席を立ち、私も注文を取り消せず、早速夫婦喧嘩でした。部屋は戦闘状態で私の取るべき態度はただ謝るのみでした。気まずい、二日目のホテルの夜でした。空腹で過ごした夜になりました。