2009年3月31日(本部長通信500)
夫婦生活の実際と理念(2)
熱海の温泉で私たちが泊まったのは、スポーツクラブの延長のような新しいホテルで、マンションタイプの部屋でした。車で向かってホテル到着後そわそわしながら、最初に一緒に出かけたのは三階のスポーツジムでした。今までの夫婦生活で一緒にスポーツジムで汗をかいたのはここが初めてであり、その後はないのです。その意味でも思い出の時を過ごしたことになります。
夕食は6階の洋風レストランでちょっとした肉料理を頼んだのでした。よく話しました。二時間ははるかにすぎました。雰囲気はおじさんと娘さんという感じだったようです。妻は今でも若づくりなのですが、当時もどこかの娘さんというイメージでした。お店の人にも夫婦とは見えなかったようです。理由は私があまりにも老けていたせいだとうのです。
二人で人生を歩むことは素敵なことであり、今日から愛の始まりであり、一人ではないのだと感じられていました。二人の間にいつまでもどこまでも続く愛の道が見えてきていました。一緒に隣にいる千順さんが共にある人生はいかばかりかと、話に花が咲くのです。
食事が終って、部屋に共に入ったのが、九時過ぎになってしまいました。その後、夫婦らしい関係を持とうとしましたが、朝まで、話は続くのです。朝日が昇って輝かしい明日ということになりました。これが、二人の人生の旅立ちの第一日目でした。