2009年3月20日 (本部長通信489)
希望を願う師範(14)
師範は変わらない人間でありそれが素晴らしいと自分で結論づけている。どこでそれを探っているのかという問題を結論づけなければならないのです。第一に柔道を含めて空手道を変わらない自分の人生として真実に推し進めているのです。第二に、その空手道は今までの歴史を土台として永遠に変わらない武道なのです。
空手道は、自然、あるいはこの地球、そして今までの歴史を考慮しても、永遠に変わらないのです。この地球も、自然も歴史も、空手道も、たとえ神様であっても変えることができないのは至極当然のことなのです。過去、現在、において変わらないというものであるならば、このものは、理想的価値を持っているということだと思うのです。この事は、すでに、地球や自然は当然ながら、極真空手という武道によって証明されているのです。世界の多くの人々が世界を超えて変わらない極真空手を支持しているのです。
しかしながら、この変わらないということが、世界を超えて一つであるという事実が見られるのですが、人間は白人、黄色人種、黒人に区別して変わっていると定義したのです。あたかも変っていたと今までの歴史は見ていたのです。それで奴隷制度も発生させたのでした。
熊に例を取って見ると、北極のクマは白熊です。白くならなければならない理由があるのです。環境から目立たないように保護色になったのです。人種を見たら、白人種は何であるかというと北極の白熊であり、黒人種は暑いところの熱帯地帯の熊であるということなのです。ただそれだけのことで、人間として絶対に変わりはないということなのです。
それは、気候的に地域的に変わっているのであってそれは仕方がないのです。気候と環境によって違っているだけで本質は変わらないのです。それを武道は教えているのであり、その変わらないという道を歩む努力と見つめる観点を持つのです。