2009年3月10日 (本部長通信479)
希望を願う師範(4)
極真空手のルールは世界に受け入れられているのです。大会で大きな怪我をすることもなく、白人や黒人や黄色人種など、人種差別を乗り越えてみんな支持している内容なのです。このような運動を打ち立ててきたのが、極真会館の歴史であることは言うまでもないのです。
師範の極真空手での生涯には未来があるのです。今回は川の流れをよく例に出しますが、川が大きければ大きいほど、その川の流れが段々と緩やかに海に入っていくのです。大きければ大きいほど、もし、川の流れが急激であったら、様々な副作用が起こりやすいので、師範の未来は下流を通じて海に入ろうとしているのです。つまり、穏やかに過ごすことが多いというのです。
さらに、師範は海に入ってしまうのです。大概の人は、海に入れば、静かに止まってしまうと思いがちでありますが、しかし、事実は、海そのものが激しく流れているのです。海の流れは、川の流れと比べられないほど、もっと急激な流れをしているのです。そのことを、あまり普通の人は考えていないことが多いのです。
つまり、一般の人は、自分が生きていて生活して年を取って、流れが海に入ればそれでおしまいだと思うのです。しかし、事実は、川の流れが海に入った場合、海でストップするのではなく、海からまた新しい方向の流れに従うようになっているのです。何を言わんとするかというと、普通一般に定年ということで終わってしまう自分のミッションに見えるのでありますが、事実は、定年の年齢から大きいなうねりに入る人生になるということを忘れてはいけないということです。