2009年3月8日 (本部長通信477)
希望を願う師範(2)
道場は師範を中心として回っています。回るには、修練の道ですから、白帯から一歩ずつ歩みながら行くのです。これが道場における修練の秩序です。人間として正しい道を求めていくのです。そのためには、日々の訓練でしこりや恨みがあってはいけないのです。道場において、誰かとぶつかった場合には、師範を中心として回ることができなくなってしまうのです。
そのために、日々の生活の中で、しこりや恨みは解放していかなければならないのです。今まで、道場で本当によく稽古をし、大会でも優秀な成績を上げながら、この恨みやしこりが残ってしまって師範を中心として回ることができなくなった道場生やその家族がいるのです。その意味では、毎日が修練の連続ですが、恨みの削除も忘れてはいけないのです。
道場生がお互いに仲良く調和しなければ、当然師範が快くみんなの前に現れることはできないのです。幼年、少年、青年、女子、壮年の皆様が成長して、その時その時に応じて道を極めていくのです。それには、絶えず対話が必要であり、お互いがどのように調和すべきかを模索すべきなのです。
道場生が知っているように、極真会館宮城県本部は、宮城県の空手道を引っ張っているのです。全国に行っても負けないレベルまで到達しているのです。皆さんが先頭に立ち、空手道の在り方を提示しているのです。先頭に立ったメンバーが道場生全員に勝利圏を連結し、活発な道場の雰囲気を醸し出さなければならないと師範は考えるのです。