2009年3月7日 (本部長通信476)
希望を願う師範(1)
私たちは理論的でなくては何事も着手することはできないのです。道場の在り方も理論的であり、合理的な取り組みが願われるのです。空手道の道は真理探究の道であり、その歩み方は理論的でなければならないのです。知識なしでは何ら得ることもできないし、より知的視野を広めながら、道を切り開かなければならないのです。
ただの理想論だけでは、アームストロング船長をして月に第一歩の足跡を踏ませることはできないのです。それゆえ、月への着陸は当然ながら科学的知識のもとに叶った夢なのです。それゆえ、師範の言動も、21世紀に生活している道場生にとって科学的であり、理論的であり、説得力があるものであるべきと考えるのです。
師範は、かつて租税法を研究したことがあるのです。日本国民をして公平な、かつ合理的な説明がつく法律でなければ具体的な問題が噴出してくるのです。
さて師範がどのように指導するかについてこれから語ろうと思うのです。もし、師範が人生に真実であるとしたならば、自分に対しても、家族に対しても正直であり、真実でなければならないと考えるのです。それが、公平かつ合理的ということになるのです。
空手道を追及するとしたならば、人類の意志のごとく、良き家庭を築いていく努力をすることを心に留めて突き進もうとするのです。なぜなら、極真会館宮城県本部の礎は師範の家庭でなくてはならないと思うからです。人間が求める理想とは、映画や、小説を観るまでもなく、劇的な恋愛をして、良き家庭を築いていくことにあるように提示しています。空手道を充実せしめるために、また最後に喜びを得るためには、極真空手道が手段になって、良き家族の形成を果たすことなのです。